2020年7月11日土曜日

ベルンからチューリッヒ、そしてミュンヘンへ










 早朝、ベルンを発ってチューリッヒへ。チューリッヒの街を少し散歩して、ミュンヘン行きの鉄道に乗りました。一瞬ですが、車窓からピーター・ズント―設計のブレゲンツの美術館が見えました。ミュンヘンに一泊して、翌日、北京経由で帰国の途に就きました。

バーゼルからベルンへ





 ヴィトラ社を後にして、スイス、バーゼルの中心街へトラムで移動。短時間で美術館を見学しました。パウル・クレーやモネの絵画がありました。そこから鉄道でベルンに帰りました。夕食はユースホステルにて。ソーセージにベーコンを巻き付けて、オーブンで焼いた料理で、間違いなくハイカロリーなものでした。

ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のヴィトラ・ハウス
























 ヴィトラ社工場の敷地内にあるヴィトラ・ハウスという名のショールーム建築です。設計は、ヘルツォーク&ド・ムーロン。ここを訪問する前は、この建築がなぜ家形のシルエットである5角形の筒型をしているのかわかりませんでしたが、ここを訪問すると、この建築がヴィトラ社のインテリアや家具製品のショールームであることが分かり、家形の理由が納得できました。中に入ると、家形の内部空間を使って、まるで住宅の中に置かれているように家具が展示されていました。

フランク・ゲーリー設計のヴィトラ・ミュージアム










 ヴィトラ社工場敷地内にあるフランク・ゲーリー設計のヴィトラ・ミュージアムです。この設計の後にスペイン、ビルバオのグッゲンハイム美術館分館が設計されました。したがって、ぐにゅぐにゅ系美術館建築の先駆けとも言うべき作品です。外観はとてもぐにゅぐにゅしていますが、平面プランはいたってシンプルで、なぜこの平面で、こんなにもぐにゅぐにゅ見えるのか、不思議です。

ザハ・ハディド設計のファイアー・ステーション





















 ヴィトラ社工場の敷地内にある旧ファイアー・ステーション(消防施設)で、ザハ・ハディドの設計で初めて現実に建設された建築物です。まだCADの無かった時代に、垂直な壁ではなく縦横無尽に傾いた屋根や壁で構成されています。ザハ・ハディドの建築家としての力量の大きさを感じざるを得ない作品です。