2019年5月1日水曜日

ドイツ首相府と国会議事堂






 ドイツの首相府と国会議事堂は、ベルリン中央駅とブランデンブルク門の中間にあります。首相府は近代的で巨大な建築物となっています。すぐそばにある国会議事堂は、1884年完成の古い建築物をリノベーションしたもので、屋上部分にイギリスの建築家ノーマン・フォスター設計のガラスのドームを戴いたものとなっています。


ブランデンブルク門








 ブランデンブルク門はベルリン中心部にあるシンボルとしての都市の門です。その昔、都市の重要な機能の一つに「防御」がありました。都市は城壁に囲まれており、都市の門のみが都市に入ることのできる玄関だったのです。時代を経て、都市の城壁はなくなりましたが、都市の門は都市のシンボルとして生き続けています。

ベルリン博物館増築













 ベルリンに来た目的は、デビッド・チッパーフィールド設計のベルリン博物館の増築を訪問することでした。しかし残念なことに、まだ増築棟は開館されていませんでした。写真の白くて新しい建築物がその増築棟です。シンケル設計の旧国立ギャラリーがギリシャ風の柱列でファサードがデザインされているのに呼応するかのように、増築棟も白い列柱で構成されています。このベルリンの博物館・美術館の集積地区はシュプレー川の中州にあって、複数の美術館・博物館をうまく連結させる計画が進んでいます。最後の写真3枚は、ここの美術館で見たポール・セザンヌの絵画です。